抗男性ホルモン薬  -ホルモンについて

【コラム】男性ホルモンを抑えるアンチアンドロゲンでどうなったか?

【コラム】男性ホルモンを抑えるアンチアンドロゲンでどうなったか?

※この記事は女性として生きる覚悟を固めたMTF向けに書いています

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こんにちは、みさきです。
男に生まれたわたしですが、現在は女性として生活しております

 

 

このサイトでは女性として生活していこうと本気でお考えのMTFのあなたに向けて、女性ホルモンやら男性ホルモンを抑える「アンチアンドロゲン」やらの情報を私が知っていること含めてお伝えしています。

 

やはり男性ホルモンを抑える「アンチアンドロゲン」については人気が高いので、アンチアンドロゲンや抗男性ホルモン薬について、私が体験したことを話します。

 

これがあなたの役に立てば嬉しいなぁと思います。

 

 

さて、アンチアンドロゲン(抗男性ホルモン)薬で有名なのは、アンドロクール/アンドロキュアーと、スピロノラクトンですね。

 

アンドロクールって、アンドロキュアーって呼ぶ人もいるけど、どっちが正しいの???
って疑問がまず最初にきますよね。私もそう思ってました(笑)

 

 

アンドロクールは「Androcur」と書くのですが、この文字のつづりが、アンドロキュアーだったり、アンドロクールと読んだりするようです。
NATO軍を「ナトーぐん」と呼ぶか「ネイトーぐん」と呼ぶような違いです。
人の名前の「Jose」を「ジョセ」と呼ぶか「ホセ」と呼ぶかの違いみたいなものなので好きにしてちょーだいってことですね。

 

 

アンチアンドロゲン(抗男性ホルモン)薬を使ってみた感想

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私が女性ホルモンを開始したのは2006年の12月17日でした。

 

最初は美容外科での女性ホルモン注射から初めており、使用するのは「プロギノンデポー」という吉草酸エストラジオールが有効成分の注射です。

 

最初は2週間に1回1アンプルのペースで注射してたんですが、1ヶ月注射を継続してみて血液検査をしたところ、血液中の男性ホルモンはまだ高い状態(男性基準値内)でした。

 

それから注射のペースを2週間に1回2アンプルに変えてから血液中の男性ホルモン値は下がり始めたんですが、男性ホルモンを女性基準値内(60〜800pg/ml)まで下げるには半年くらいかかりました。
(あくまでスザンヌみさきの場合です、このペースでやれば全員がこのペースで下がるワケじゃないです)

 

わたしが「アンチアンドロゲン薬」の存在を知ったのは、もう男性ホルモン値がかなり下がっていた時期だったので、アンドロクールを1箱買って使ってたくらいなんですが、もっと早い段階でアンドロクールの存在を知っていればもっともっと早く女らしくなれたのかなぁなどと今は思ってます。

 

 

というのも理由があって、私が女性ホルモン注射を始めて「体が女性的になってきた!」と感じるようになったのが女性ホルモン開始から半年過ぎてからだったんですよね。

 

それはちょうど血液中の男性ホルモン値が女性基準値まで下がった頃とあてはまります。

 

たぶん、体の変化っていうのは、血液中の男性ホルモン値がかなり下がってからが本番なのかなぁと思ってます。

 

睾丸摘出手術やSRS手術を終えているMTFさんなら関係ない話ですが、女性ホルモン開始したばかりの時期は「いかに早く血中の男性ホルモン値を下げるか?」が重要なんじゃないかと個人的には思ってます。

 

 

 

 

アンチアンドロゲン薬で気をつけないとダメなこと

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これはアンチアンドロゲン薬に限らずなんですが、「薬の名前」と「有効成分」をごっちゃにして覚えてしまうとわけわからなくなりますし、「有効成分の含む量」も意識しないと薬を大量に飲み過ぎて命を危険に晒したり、逆に少なすぎる量で効果を感じ取れなかったりすることがあります。 というか、わたしも過去やっちゃってました。

 

詳しくはこちらのページで解説してます→「薬を使用する時に意識すること」

 

 

次に、アンチアンドロゲン薬でメジャーなのは大きく2種類あり、「スピロノラクトン」が有効成分のやつと「酢酸シプロテロン」が有効成分のやつですね。

 

 

スピロノラクトン

 

スピロノラクトンはもともと利尿剤として使われていた薬なんですが、男性ホルモン抑制効果があることがわかり、抗男性ホルモン薬としてけっこう広く使われるようになりました。

 

(まるで、もともと前立腺肥大症治療薬として使われていたのに男性型脱毛症(AGA)治療に効果があると分かったフィナステリドみたいですね…)

 

 

しかし、スピロノラクトンは「声が低くなる」というMTFにとっては重大な副作用があることが、スピロノラクトンを使用していたMTFさんの報告で判明しました。
インターネットを調べればそれに関する情報もでてきますし、私の知人MTFさんからも「声が出しにくくなった」という意見を頂いてます。

 

声が低くなるのは少しずつの変化なので、スピロノラクトンを使った瞬間、声が1オクターブ下がるってことはないですが、「最近声が出しにくくなったな」と少しでも感じたら辞めた方がいいと思います。

 

なかには「イッキに3箱くらい買って、あと100錠くらいのこってるし、もったいないから使い切る」というMTFさんもいたんですが、自分の声よりもお金のほうが大事なんでしょうか・・・・

 

まぁ、本人の自由なのであえてツッコミませんが、私ならそれ知った瞬間ぜんぶ捨てると思います。

 

 

酢酸シプロテロン

 

ちょっと舌を噛みそうな名前の酢酸(さくさん)シプロテロンは、強力なアンチアンドロゲン薬として知られる「アンドロクール」や「シテロン」などの有効成分です。

 

効果が強力な反面、肝臓に負担をかけるので長くても半年以上の継続使用は辞めたほうが良い。

 

という風に私はMTFのお姉さんや、MTFさんが運営してるブログなどで教えられました。

 

しかし、お医者さんの中ではそうでもないぞ」という声もあって混乱します(汗)

 

お医者さんが言う方が説得力があるんですけど、危険なことはしたくないので、個人的には半年以内に使用を辞めたい所です。

 

 

私のもとに届くMTFさんからのメールには、「女性ホルモン1年ほどやっててもなかなか男性ホルモン値が下がりませんでした。」
「しかしアンドロキュアーを使って2ヶ月くらいで一気に血液中の男性ホルモンが下がりました」

 

という意見も頂いてますので、半年も使う必要はないのかもしれません。

 

とにかく体の状態を知るには「血液検査」をしないとわからないので、半年やったから大丈夫だろうとか、2ヶ月しかやってないからダメかも
みたいな考えはやめて、とにかく今すぐ血液検査したほうがいいと思います。

 

「血液検査せずに判断する方法はないですか?」とメールして来る人もいるんですが、体の健康のことを考えたら絶対に検査したほうがいいし、曖昧な情報に振り回される原因にもなるので、絶対に血液検査してくださいと返しています。

 

 

 

薬を飲まないと男に戻ってる気がする…

 

ついつい薬を大量に飲み過ぎてしまうMTFの知人が言っていたセリフがこれです。

 

 

女性ホルモンを飲んでから鏡で自分の顔を見ると、女っぽい表情なんですけど…

 

2〜3時間も過ぎると、もとの男っぽい顔に戻っている気がするんです!!

 

なんか骨が張ってて、男っぽくて、それが「男に戻ってるんじゃないか?」と不安になってしまい、ダメだとわかってるけど、また薬を飲んじゃうんですよね


 

これあなたも似たようなこと感じたことありますか?

 

…実はこういうことはあります。 

 

しかし、それは「男に戻っている」というワケじゃないので少しご注意下さい

 

 

ステロイド薬で浮腫む顔

女性ホルモン薬はステロイド系の薬です。
男性ホルモンを抑えるアンチアンドロゲン薬(酢酸シプロテロン)も同じくステロイド系のお薬です。

 

ステロイド系の薬は飲むと、副作用として顔のむくみを起こすことがあります。

 

このむくんだ顔を「ムーンフェイス」と言うらしいですが、人によってはけっこうむくむみたいですね

 

女性ホルモンなど、ステロイド系の薬を服用して、顔がむくむことで、一時的に顔にハリが出て、「なんだか若返った!」とか「女性的な顔になった!」と勘違いしてしまっているのかもしれません。

 

顔のむくみは薬を辞めることで、時間とともに解消されていくんですが、顔のむくみが収まると「男の顔に戻った!!」と勘違いしてしまうのだと思います。

 

 

対策方法は?

対策としては、薬の量を減らすことと、「この顔は女性らしくなっているのではなく、顔が薬によってむくんでるだけなのだ」と事実を受け止めることです。

 

あまりにもむくみが酷い場合は利尿剤を使うという対策がありますが、自分で判断せずお医者さんに相談するのが一番いいかなと思います。

 

その場合は「顔や手足がむくんでしまう」ということで、内科などを受信するのもアリですね。

 

 

もちろん自分が使っているホルモン薬が多すぎるのでは?と現状を知ることがまずは大事です

 

 

 

まとめ

スザンヌみさきが女性ホルモンで女性らしい体に変化するのを実感したのはホルモン開始半年過ぎてから。

 

血液中の男性ホルモン値が女性基準値まで下がってからの変化が大きかったと感じています。

 

効果的に素早く血液中の男性ホルモン値を下げるものとしてアンチアンドロゲン(抗男性ホルモン)薬というのが世の中にはある。

 

しかし、継続使用は半年以内に抑えておいたほうがいいし、ホルモン薬の影響でむくんだ顔を見て「女性らしくなっている」と勘違いしないように注意すべき。

 

あと、補足ですが、女性ホルモンを大量に摂取したとして、見た目を変えるのは限界があるので、服装や髪型はもちろん、脱毛したりメイクしたり、ボイトレしたり手術したりしていかないといつまでも「女っぽい男の人」で終わってしまう可能性大です。

 

中性を目指すのならそれでいいですが、本気で女性として生きる覚悟を固めたのならホルモン量うんぬんよりも、見た目を再優先で女性に近づけられる「服装」と「髪型」を変えたほうが効果的ですよ。

 

 


「執筆中!」

 

「アンドロキュアージェネリック(Androcur generic)」

 

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私は女性として社会に溶け込んで生活しています

 

ネットでは顔出しして、堂々とニューハーフだとか、性同一性障害、GIDだとかバラしてますが
それでも日常生活は女性で生活してます

 

周囲の人間もぜんぜん元男だと気付いていないというか、
元男だと知ってても女性扱いされるのが当たり前になってます

 

けっこう自慢ぽく聞こえますね(汗)

 

ですが、昔から女ぽかったとかは一切ありません

 

むしろ体もゴツいし、体毛も濃いし、体格もよくて
声も低かったのでかなり男らしい男で生活していました

 

 

今でも身長は174cmあるし、足のサイズは28cmです
体が大きいので女性服はXXLじゃないと着られないし
丈が足りなくて不格好になることがほとんどです

 

 

っていうかそこらへんの男性よりも体格がいいので
気をつけないと「男が女装してる感」が出てしまいます(涙)

 

 

そんな私ですが、女性として生活するためにホルモンの知識を学び
肉体改造の方法を知り、少しずつ確実に一歩ずつ進んで着た結果
今の生活を手に入れることができました。

 

 

当然ですけど、私も初心者だったし未経験だったし
男だったし、自分への自信もなくてパス度もゼロだった訳です

 

肩幅も広くて骨格もゴツい。

 

こんな私でも行動したら女性で生活できるようになりました。

 

 

結局は行動すれば結果は出ていくのです。

 

誰だって行動すれば女性で生活することができます
(性同一性障害の診断書があるとか無いとか関係なくです)

 

 

行動していけば女性として自分に自信を持てるようになり、
自分が望む生活を手に入れることができるのです。

 

そんな男から女になった方法をこちらの記事で話しています

 

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