悩めるMTFさんにオススメの本

【嫌われる勇気】人間関係の悩みが99.99%解決するかもしれない

【嫌われる勇気】人間関係の悩みが99.99%解決するかもしれない

 

私のAmazonのページで「おすすめ」と出ていて前から気になってた本。
タイトルからして興味そそりまくりです(笑)

 

読んでみてまず思ったのが
「すべてのMTFの問題はこの一冊で解決できるのでは?」
ということ。 純粋にそう感じました。

 

前回記事
「『「苦手な人」とのつき合いがラクになる本』がMTFの精神(心)を強くする!?」
でも取り上げましたが、人間の悩みの多くは「人間関係」におけることです。

 

また、MTFはまだ知名度が低かったり、社会的な偏見のせいで
かなり弱い立場に置かれていたり、精神を病んでしまっている人が多いですね。

 

私もそうだったし、私の知人も「身体が男性」という違和感そのものよりも
「女性として生活したいのにできない」というジレンマ
に悩み苦しんでいます。

 

そして、その原因のほとんどが「親や家族の反対」であったり、
「会社に理解されない、反対される」とか
「差別される、パワハラにあっている」というものです。

 

なかには「お金がなくて手術できない、ホルモン出来ない」という人もいますが、
よくよく質問すると、「戸籍が男性なのに女性として生活しようとしてる姿勢」
について、理解が得られなかったり、就職できなかったり、面接受からなかったりして、
そのせいで自分に対する自信をなくしてしまったり、収入がなくて身動き取れない状態

 

であったりします。 

 

遠回しですがこれも「人間関係での悩み」なのかもしれないですね。

 

 

アドラー心理学では「すべての悩みは人間関係での悩み」と
ハッキリ言い切っています。

 

そのため、アドラー心理学は「人間関係、対人関係」について
どう対処するか? どう捉えるか? どう感じるか?

 

という部分を重視してる気がしますし、そこに私は興味をもちました。

 

 

ようするに、対人関係の悩みを解決できれば、
「人間関係のせいで行動できないMTFの問題」はすべて解決する

 

と、私は思うのです。

 

 

 

この本を読んでできること

まず、あなたがアナタ自身に対して感じている
「劣等感」を受容できるようになる。

 

と、私は思いました。

 

MTFが女性として生活しようと考えるなら、
まず自分の身体や仕草の「男らしい部分」を素直に冷静に見つめて、
女性らしく変えていく必要があるんですが、多くのMTFはこの
「男らしい部分」に劣等感を感じているため、素直に自分を見れないことがあります

 

例えば、

・肩幅が広い
・声が低い
・ひげが濃い
・男の顔にしか見えない

 

と劣等感や嫌悪感を持っていたとして、
「嫌だ!こんなの捨ててしまいたい」という
「拒絶感」みたいなのはあるんですが、拒絶の感情が大きすぎて

 

「じゃ、ここをどう変えていこうかな」という冷静な判断が付かないでいます。

 

そのため嫌悪感や劣等感、拒否感はあるものの、
なんら対策しておらず、被害者意識(のようなもの)に縛られ
身動き取れないでいる人が多かったりします
(わたしもそうでしたから)

 

劣等感をなくすためには、まず自分が「人より劣っているな」とか
「これは嫌だな、なくしたいな」と思っている部分を冷静に見る必要があります

 

アドラー心理学ではこのことを「自己受容」、つまり自分を受け止めること
と、言っているワケです。

 

この「受容」という言葉、なんとも良いなと感じました。

 

私は今まで「自分の嫌な部分も冷静にまずは”認める”ことが大事」
と、思っていたんですが「認める」というよりは「受容(うけとめる)する」

 

この感覚の方が近いなと思いますし、

「自分の劣等感や嫌だと感じる部分を
 認めてしまったら、先に進めないんじゃないか?」

という疑問も解決する気がします。

 

「認める」のではなく、とりあえず「そうなのだと受け止める」
これが「自己自認」と「自己受容」の違いかなと。

 

 

 

なぜこの本を読んだのか?

もともと私が心理学が好きだったのもあるんです。

 

また、前回記事にも書いたように「人間関係/対人関係」で
鬱っぽくなってた時期があったのも理由ですし。

 

人と接する仕事をする上で、相手が何考えているのか?
どういう理由で行動してるのかに興味あったからです。

 

Amazonの「おすすめ」に出てきたのが一番の理由ですがw

 

それに「読書」はもともと好きです。
自分にはない知識が手に入れられて、自分が賢くなれる読書は
娯楽的な要素もあるし、知識欲も満たしてくれます。

 

家の近くに図書館があるので、そこで「アドラー心理学」を探したんですが、
ぜんぶ貸出中だったのも理由かも

 

また、自分の身近に精神的に弱っている人が多いので(苦笑)
その人達の力になれるかなぁと思ったのもあるのかも。

 

 

本の内容

さて、本の内容について、ネタバレしない程度に触れましょう!

 

前編にわたって「青年」と「哲人」が対話し、
対話の中でアドラー心理学について学べるというものです。

 

このとき「青年」とは、この本を手にとったあなた自身ですし、
「哲人」とは、アドラー心理学について、
あなたに知識を伝えようとしている本の作者であるでしょう。

 

「青年」はあなたが感じる”疑問”や”矛盾”しているのでは?
と、思うポイントをおもいっきり哲人に突っ込みます。

 

言い方がストレートの直球でパンチ力ありますが、
それでも哲人はやんわりと返してくれます。

 

むしろ青年は「被害者妄想激しくね?」と思わんばかりの
疑問や反論を投げかけるので、読んでるコッチが
「このコ大丈夫か…?」と心配になるくらいです。

 

 

対話形式なので、「金持ち父さん貧乏父さん」をちょっと思い出します。

 

対話の中で

・目的論
・劣等感と”劣等コンプレックス”
・タテの関係とヨコの関係
・全体論
・自己決定性
・自己受容
・他人の人生ではなく、自分の人生を生きる
・課題の分離

 

などの項目が出てきます。

 

全部読んだ後にこの項目を見て「ああ、あれはソレだ」
と、思い出すには良いのですが、初めて読んだひとには
ちょっと難解に感じると思うので、あまり難しく考えず

 

流し読みする感じで読んでいいと思います。

 

ハッキリとした「概念」はうろ覚えだったり、アバウトでしょうが、
読み終わった頃には、あなたの中の問題が1つか2つ解決してると思います。

 

解決している…というより、「解決するためにやるべき答え」が
見えていると思います。

 

本文に書いてあるとおり、それはもちろん「劇薬」ですし、
実行、実現するには”勇気”が必要であると思います

 

「それができれば苦労しねーよ」と思えるものだし、
「それが出来ないから苦悩してるんじゃないか!」と
反論したくなる気持ちもアリアリだと思います。

 

 

正直むかつきます(笑)

 

ただ、よく考えてください。

 

ムカつくことこそ、本当に立ち向かわなければならない問題
なのではないかと?

 

この本は、あなたが今抱えている問題、悩みの
「それができたら苦労しねーよ」という部分に正面から立ち向かわせる本である
と、言えます。

 

そして、「立ち向かい、解決する具体的な方法」を伝えている本である
とも言えます。

 

 

 

MTFの場合

「家族に認めてもらいたい」

 

「会社、友達に認めてもらいたい」

 

「社会に認めてもらいたい」

 

などの欲求や悩みがあるかと思いますが。

 

「そもそもそれってアナタの問題だから他人関係なくね?」
と、なんともストレートかつムカつく言葉を投げかけられるかもしれません。

 

 

ただ、その通りだと思います。

 

女性として生きるとか、女性の服装をして生きるとか、
手術して身体をいじるとか、そういうのって本来の問題であって
あなたが好きにして良いことと思います。

 

アナタが好きにして良い、アナタの問題を
「誰かに認めさせる」とか「誰かに認めてもらう」というのも変な話ですよね。

 

例えるなら
「腕に刺青入れようと思うんですけど、良いですか?家族が認めてくれません」
とか
「タバコ吸おうと思うんだけど、家族と会社に反対されてます」

 

という問題に近いのかもしれません。

 

 

健康面や、社会的な反応、一般常識考えて
家族や友達は反論するかもしれませんが、
どうするかはあなたが決めて良いことですし、あなたの身体ですので
他人がどうこう文句を言って良いものでもないです。

 

それを他人の判断や、他人の価値観に委ね、
自分自身の未来を他人に決めてもらうのもオカシイと
気付くべきです。

 

 

そして、あなた自身の問題なのに、自分の問題のように
介入してくる周囲の人間と無理して付き合う必要はないですし、
時には距離をとったり、縁を切ることも必要でしょう。

 

それがたとえ家族でも。

 

他人との距離関係をどうするか?
他人に自分を否定されたときどうするか?
自分のことなのに他人から介入されたらどう対応すべきか?

 

アドラー心理学を学ぶとそこらへんがわかってくると思います。

 

 

答え言っちゃうけどw

あなたの問題に介入してくる他人がいたときどうするか?

 

相手を変えようと努力しても、それは無駄に終わることがおおいです。

 

力でねじ伏せても拒否されるだけですし、
反抗してよりひどくなることもあるでしょう

 

「宿題しなさい!」と親が子供を叱ったら
「いまやろうと思ってたのに、もうやらない!」と対抗された

 

こーいうことよくあると思いますが、これはまさに
他人(こども)の問題(宿題)に対して、親が介入した結果、
こどもが反発した結果だと思います。

 

MTFの場合、あなたに介入してくる存在があったとしたら、
それはシンプルに「はいはい」と受け流すだけで良いのですが

 

「両親にGIDやMTFについて知ってほしい」と考えるなら、
私達にできることは、性同一性障害(性別違和)やMTFについて、
親が知識を得ようとする手伝いをすることくらいです。

 

「親に理解してもらいたい」というのは希望だったり願いだったりするワケですが

 

「親にGIDを理解させたい」というのはこっちの一方的な”介入”になっちゃうワケで、
相手は拒絶するでしょう。 

 

ここらのバランスが難しいですね〜(笑)

 

言葉で説明するのが難しいっていうか長くなるので、
「詳しくは嫌われる勇気を2回読めばわかりますよ」って言っておきます

 

ヒントは
「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない」
です。

 

143ページに書いてありますので、気になる方はここを要チェケラッチョ!

 

「嫌われる勇気」おすすめですよ。
2014年(Amazonの和書部門で)年間第一位の売れ行きみたいだし

 

 

ではまた〜

 

このページで紹介してる本

 

 


「【自由な人生を手に入れる教科書】この考え方は本当に必要なのか?」
「『「苦手な人」とのつき合いがラクになる本』がMTFの精神(心)を強くする!?」に戻る

 

 

 

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私は女性として社会に溶け込んで生活しています

 

ネットでは顔出しして、堂々とニューハーフだとか、性同一性障害、GIDだとかバラしてますが
それでも日常生活は女性で生活してます

 

周囲の人間もぜんぜん元男だと気付いていないというか、
元男だと知ってても女性扱いされるのが当たり前になってます

 

けっこう自慢ぽく聞こえますね(汗)

 

ですが、昔から女ぽかったとかは一切ありません

 

むしろ体もゴツいし、体毛も濃いし、体格もよくて
声も低かったのでかなり男らしい男で生活していました

 

 

今でも身長は174cmあるし、足のサイズは28cmです
体が大きいので女性服はXXLじゃないと着られないし
丈が足りなくて不格好になることがほとんどです

 

 

っていうかそこらへんの男性よりも体格がいいので
気をつけないと「男が女装してる感」が出てしまいます(涙)

 

 

そんな私ですが、女性として生活するためにホルモンの知識を学び
肉体改造の方法を知り、少しずつ確実に一歩ずつ進んで着た結果
今の生活を手に入れることができました。

 

 

当然ですけど、私も初心者だったし未経験だったし
男だったし、自分への自信もなくてパス度もゼロだった訳です

 

肩幅も広くて骨格もゴツい。

 

こんな私でも行動したら女性で生活できるようになりました。

 

 

結局は行動すれば結果は出ていくのです。

 

誰だって行動すれば女性で生活することができます
(性同一性障害の診断書があるとか無いとか関係なくです)

 

 

行動していけば女性として自分に自信を持てるようになり、
自分が望む生活を手に入れることができるのです。

 

そんな男から女になった方法をこちらの記事で話しています

 

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